アドビ Lightroom(ライトルーム)レッスン一覧 : ホーム

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アナログからデジタルの時代に入り写真を取り巻く環境は劇的に変化しました。
中でも写真編集・現像ソフトを使用したデジタル暗室作業は、写真表現の幅、作業者の時間短縮に従来のアナログ手法に比べ大きなインパクトをもたらしています。

そのデジタル暗室作業においての、業界スタンダードソフトである『Adobe Photoshop Lightroom』(以降Lightroom)の使い方レッスン記事・動画を下にまとめています。

Lightroomは取っ付きは面倒かもしれませんが、一度理解して使い始めれば、自身の写真を数段アップさせる威力に手放せなくなこと請け合いです。今までLightroomを使った事がない方は、是非この機会にレッスンを見ながら使うチャレンジをされてみては如何でしょうか。

— 目次 —
Lightroomの基礎
*Lightroomの概要及び根幹となっている『カタログ』を中心に解説しています。
 Lightroom初心者の方はスキップせず必ず見るようにして下さいm(_ _)m
Part 0. オリエンテーション
Part 1. Lightroomの特徴
Part 2. カタログについて
Part 3. 読み込みと書き出し
Part 4. データの整理とバックアップ
Part 4-1. Hard Disk内画像データ
Part 4-2. Lightroomカタログデータ

ライブラリモジュール
*写真を管理、評価、分類、検索を行える高性能なライブラリモジュールにていて解説していきます。
-執筆中:今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

現像モジュール
*Lightroomを手に取る方のお目当てはこの現像モジュールにあることでしょう。
 多彩な機能に加え、編集作業時間を最小化できる考え抜かれた設計には脱帽です。
-執筆中:今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

その他の機能
*上記以外のその他のLightroomの機能について解説していきます。
-執筆中:今しばらくお待ち下さいm(_ _)m

 

まずはレッスン記事に入る前にLightroomとは何ぞや?ということを大まかに理解するために基本情報を以下にまとめていますので、参考にしてください。

アドビ Lightroomとは?

デジタルカメラ、特にデジタル一眼レフを使う写真家などのプロフェッショナル・ハイアマチュアユーザーをメインターゲットとした写真編集・管理アプリであり、日本語版のLightroom 1が2007年3月23日に発売されて以来、現在ではLightroom 5が最新版となっています。

システムとしては、デジタルカメラで撮影した画像のパソコンへの取り込み、整理、取捨選択、RAW画像の現像や補正、JPEGなどのファイルへの出力や印刷、facebookやFlickrなどWeb上への公開を一連の流れとして行えます。

Lightroomという名前の由来は、アナログ写真時代に写真を現像を行う遮光された空間Darkroom(暗室)のdark(暗い)の反対語としてLight(明るい)を冠に使用しており、暗室という暗い空間に入らずとも明るい環境で現像作業ができますよ!という、これ以外には考えられない素晴らしいネーミングと思います。

 

Photoshop と Lightroomの違い

PhotoshopとLightroomはどちらも評価の高い業界のスタンダードソフトではありますが、使用されるフィールドに以下の違いがあります。

Photoshopは『写真』だけではなく、全般的な『画像編集』ソフトです。写真家、グラフィックデザイナー、ウェブデザイナーの『画像編集』に関わる幅広い職種の方々に使用されています。

一方、Lightroomは『画像編集』ではなく、『写真』に特化した写真家向けのソフトになります。大量の画像データーを扱う写真家の作業時間短縮を主眼に設計されており、一連のワークフロー(取り込み⇒管理⇒編集⇒出力)を1つのソフトで完遂できます。

例えば、Lightroomで行う写真補正作業をPhotoshopで行う場合、可能ではありますが、大変時間が掛かります。補正機能以外にもLightroomには1つの写真と同じ補正値を他の写真にも適応したり、一度当てた補正ヒストリーを遡る非破壊編集など写真編集する者にとってはありがたい機能が満載です。

 

どうやったら使えるようになるの?

パッケージ版、もしくは、ダウンロード版を購入する必要があります。

・パッケージ版 Lightroom5(下リンクはAmazonの商品サイト)
 www.amazon.co.jp
・ダウンロード版 Lightroom5(下リンクはアドビのダウンロードサイト)
 www.adobe.com/jp/products/photoshop-lightroom.html

パッケージ版とダウンロード版のどちらが良いかという事に関しては、筆者はダウンロード版をおススメ致します。Lightroomを販売するアドビシステムは現在、全ソフトのクラウド化を進めており、その一環として利用者にダウンロード版に切り替えを促すプランとして、Lightroom5とPhotoshop CCの両方使えるプランが月額980円で利用できるようになっています。
また、ダウンロード版であれば、ソフトの新アップグレード版(例えば、Lightroom6にアップグレード)されるとなれば、パッケージ版であればアップグレード対象外になる可能性があります。

 

RAWファイル撮影のススメ

せっかくこれからLightroomを使用して写真作りを行っていくのですから、写真撮影においても高画質なRAWファイル形式での撮影を行いたいものです。

デジタルカメラの上位モデルでは、静止画のファイル形式として、通常のJPEG形式のほかにRAW形式を選べるようになっています。RAWとは『生(なま)』の意味。CCDやCMOSなどのイメージセンサーから出力されたデーターをカメラ内部ではほとんど加工・圧縮せず、生に近い状態で保存されたファイルで格段に多くの色情報、繊細なディテール、広いダイナミックレンジを記録できるメリットがあります。

JPEGファイルでは、ホワイトバランス、カラーモード、シャープネスといった画質の要素をカメラが決定するのに対して、RAWファイルでは、LightroomなどのRAW現像ソフトを使い要素を全て自分で決定していくことができる写真作品制作に最適なフォーマットといえます。

 

デジタル現像の現状と今後

現在では、デジタル写真編集も一般的なものになっている昨今ですが、2000年初頭のプロ向けデジタルカメラや編集ソフトの創生期にはデジタル編集を良しとしないストレートフォトグラフィーを好む風潮がありました。

かく言う私もデジタル暗室作業に一種の『罪悪感』と『怖さ』のようなものを感じている時期がありました。

『罪悪感』というのは、アナログ時代には作品写真一枚仕上げるにも覆い焼き、部分露光、スポッティング等の暗室テクニックがあり、それらを自由に使いこなすには相当の修練と経験を要するものでした。
その写真の先人達が人生の大半を費やし身に着けた技術を、デジタル暗室ではこんなにも手軽に再現でき、それを入手できてしまってよいのか!?という思い(それぐらいLightroomは便利でパワフルなのです。)であり、また、『怖さ』というのは、デジタル暗室は上記のような個人個人が苦労して習得したアナログ暗室テクニックのブラックボックス(秘密部分)をオープンにし、皆が平等の土俵に放り込まれるような思いからでした。

参考までにPhotoshopやLightroomがない時代の写真作品制作はいかに試行錯誤と苦労を重ねたものだったか。その一旦を知る事ができる記事がありましたので、紹介したいと思います。
記事リンク:http://www.gizmodo.jp/2013/09/photoshop_22.html
写真家は撮影と暗室作業で高い技術と経験が求められる芸術側面だけではなく職人的側面も必要があったのです。

しかし同時に、アナログ写真では、フィルムと暗室での手作業から作品が作られるという技術上の限界から、写真家の切り撮った場景を思い通りにプリントで表現する事が難しいものであったのも事実です。

今後は、デジタルフォトグラフィーの一層の進化により、よりフラットで平等な土俵での自身が撮影したシーンをどう表現するかという表現性やオリジナリティという芸術側面が強く問われるようになってくることでしょう。
そして、アナログ写真時代に存在した様々な技術上での制限から解放されたデジタル写真ならではの作品も増えてくるのではないかと思います。

もはやLightroomなどのソフトを扱うリテラシーは写真に関わる者にとっては必須のスキルといえるでしょう。そんな中、本レッスンが少しでも、皆さまのLightroomを用い自身の写真表現、作品を作り上げていく手助けとしてお役に立てできれば幸いです。

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