Lighroomの基礎 Part 4-2. 『Lightroomカタログデータ』 第7/7回

全7回 Lightroomの基礎レッスン Part 4-2. 『Lightroomカタログデータ
Lightroomカタログの画像整理とバックアップについて解説していきます。

— 目次 —
Lightroomの基礎
Part 0. オリエンテーション
Part 1. Lightroomの特徴
Part 2. カタログについて  
Part 3. 読み込みと書き出し  
Part 4. データの整理とバックアップ 
Part 4-1. Hard Disk内画像データ  
Part 4-2. Lightroomカタログデータ  <-- 今ここ

レッスン動画の全文書き出し

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前回はHard Disk内画像データーの整理とバックアップについて見てきました。

今回Part4-2ではLightroomカタログにおける画像の整理とバックアップに関してです。
画像の整理に関しては、Lightroomで使用できる整理ツールを使用してユーザー自身で整理を行っていく必要があります。

一方、バックアップに関しては、どういうタイミングでバックアップを実行するのかという設定はユーザーで決める必要があるのですが、基本はLightroomが自動でカタログデータのバックアップを行ってくれます。
それでは、まず画像の整理から見ていきたいと思います。

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画像の整理ですが、整理ツールを使ってユーザー自身で行っていきます。
Lightroomは非常に多くの整理ツールが用意されています。その数6つです。 

今回は簡単に内容の紹介まで、1つ目は、星レーティング、これは、画像を1~5段階で評価できるというものです。
うまく撮れているものとかを星5とか、いけてないものを星1に設定するなどして、画像を分類できます。

次に、2番目、フラグ。これは採用と除外の2パターンありまして、編集を加えていくに至らない画像データなどをこれで弾くなどの使い方ができると思います。

3つ目、カラーラベル、色ごとに自分でテーマを決めて分類できます。

4つ目、キーワード。キーワードを設定しておけば、後から検索する時に非常に便利です。

5つ目、コレクション。うまく撮影できているものとかうまく編集できたものとかを分類できます。これは、メールボックスのフォルダー分けの機能の画像版といった感じでしょうか。自身で任意のフォルダーを生成し、そこに画像を格納することができます。

そして、最後に6つ目、フォルダー構成、これは元画像データがどのフォルダーに保存されているのか確認することができます。それぞれの詳しい使い方に関しては、別レッスンで説明致します。

では次に、カタログデータのバックアップについて見ていきたいと思います。

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カタログのバックアップに関してです。

まずは、カタログの保存場所の確認から。
Lightroomをインストールすると、自動でCドライブピクチャフォルダー内にLightroomフォルダーが生成されます。その中にLightroomカタログファイルとバックアップフォルダーが置かれるようになります。

これから実際にみてみましょう。
当然、エクスプローラーを使ってPCから見る事ができるのですが、せっかくですから、lightroomの画面から見てみたいと思います。

ここにきてようやく初めてのLightroomの起動です。

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Lightroomからカタログフォルダーの保存場所を確認するためには、まず、上部メニューの『編集』、そのプルダウンメニューから『カタログ設定』をクリックします。

そうすると『カタログ設定』のポップアップが表示されます。

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ここには、カタログの保存場所のディレクトリ、ファイル名、最後にバックアップを行った日にちやファイルの大きさを確認する事ができます。

また、ここでバックアップの頻度を設定する事ができます。色々あるのですが、私は”Lightroomが終了するたび”を選んでいます。
何を選んだとしても、そのままバックアップを実行するか、今回は無視するか選択する事ができます。
それでは、実際に動作をみてみましょう。まず閉じるようにします。

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閉じようとすれば、カタログのバックアップのポップアップが表示されます。

ディレクトリですが、Cドライブのピクチャフォルダー、ライトルームフォルダー、バックアップフォルダーの中になっています。
保存場所を変更できたりもするのですが、特に変更する必要もありません。

またバックアップ実行時のチェックボックスが2つありますが、これは両方ともチェックで問題ありません。
それぞれの意味としましては、上の『バックアップ前に整合性テスト』は、ファイルが壊れたり、ディレクトリに矛盾がないかの確認になります。

下の『バックアップ後にカタログを最適化』は、ディスクのデフラグのような作業をチェックすることで行ってくれます。

これでバックアップをクリックすればバックアップ作業は完了となるわけです。

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次に実際のLightroomフォルダーの中身を見ていきたいと思います。

再度、Lightroomを立ち上げ、編集、カタログ設定を選択しして、カタログ設定のポップアップを立ち上げます。そこで、右にある『表示』をクリックします。

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『表示』をクリックすることで、Lightroomフォルダーが置かれているフォルダーを表示させることができます。
それでは、Lightroomフォルダーの中身をみてみましょう。

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Lightrooフォルダーの中には、5つのアイコンがありまして、中央のLightroomのアイコンがカタログデータそのものになります。

Lightroomの立ち上げにはこのファイルをダブルクリックして立ち上げることもできます。

右の2つはテンポラリーファイルになりまして、Lightroomが立ち上がっている時のみ表示されます。閉じれば消えてなくなります。現状、Lightroomを立ち上げているので表示されています。

次にプレビュー画像フォルダー、元画像データから生成した容量の小さいプレビュー画像の保存場所になります。
中身をみてみましても、よくわからないファイルばかりですので、特にさわるったり、移動させることなく置いておいてください。

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最後にバックアップフォルダーを見てみます。
ここには過去にバックアップしたファイルが格納されています。

各ファイル名がバックアップを実行した日付と時間になっています。
この各バックアップファイルの中身には、カタログファイルと同じようなファイルが置かれています。
このファイルをクリックすると現状のカタログから、バックアップした時点のカタログの状態に戻ってしまいまうので、よほどの目的がない限りさわることもないと思います。扱いには注意してください。

あと、この日付のバックアップフォルダーですが、Lightroomのバックアップが実行される度に、ここに新しいフォルダーが追加され続けます。
カタログで管理する画像が増えれば、その分各バックアップフォルダーの容量も大きくなっていくので、新しいファイルを2つぐらい残して後の残りは全て削除するようにして下さい。

バックアップフォルダーが積み重なれば、Hard Diskの容量を圧迫することなりますので、その点気をつけてください。

Lightroomは非常に便利でパワフルなソフトなのですが、こういう風に一部、手動、マニュアルで対応しないといけない部分も残っています。
こういったポイントをひとつづ理解することで快適にLightroomの使用ができますので、是非今回のポイントを理解して、自身のデータ管理に役立ててください。

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